スロットルバルブの汚れを落とそう ワコーズスロットルバルブクリーナー

2026年9月12日

アイドリングが不安定になったりしていませんか?

長い期間バイクに乗っていると、アイドリング不調や息継ぎなどの症状が出ることがあります。

幸い私のバイクはそこまで不調ではありませんが、冷間時にスロットルを微開した際、ややもたつくことがたまにありました。 フューエルワンなどを使っても変化を感じなかったので、「インジェクションより前にある、スロットルボディの汚れが原因かも?」と推測。

ちょうどエアクリーナーやプラグ交換でスロットルボディにアクセスするタイミングだったので、あわせて洗浄を行ってみることにしました。

スロットルボディ洗浄方法

スロットルボディを露出させ、ケミカルを使って洗浄していきます。 今回使用するケミカルはこちら、「ワコーズ スロットルバルブクリーナー」です。

ワコーズ スロットルバルブクリーナー

ワコーズ スロットルバルブクリーナー

「普通のキャブクリーナーじゃダメなの?」と思う方もいるかもしれません。 しかし、キャブクリーナーは導電性があるものも多く、インジェクション車に使うとセンサー類に悪影響が出るケースがあります。また、乾燥が遅くて汚れが再固着してしまうこともあるようです。

そのため、やはりインジェクション専用品を使うのが安心です。このワコーズのクリーナーなら、スロットルバルブの「モリブデンコート」へのダメージも少ないため特にお勧めです。

スロットルボディを露出させてクリーナーを吹き付ける

洗浄の手順と注意点

  1. エンジンを暖気する
  2. スロットルボディを露出させる
  3. 奥側に吹き付ける スロットルをひねり、汚れやすいバルブの裏側(奥側)を中心にクリーナーを吹き付けます。
  4. ISCバイパス通路に吹き付ける ISC(アイドルスピードコントロール)のバイパス通路の穴にも吹き付けます。ここが詰まるとアイドリング不調を起こしやすくなります。(※電子制御スロットルの場合はISCバイパス通路はありません)

⚠️最大の注意点:モリブデンコートを剥がさない! スロットルバルブの周辺(輪のようになっている部分)にある黒いものは、汚れではなく「モリブデンコート」です。

これはバルブとボディの密着性を高めるための重要なコーティングなので、剥がしてしまうと逆にアイドリング不調を引き起こします。 汚れがひどい場合でも強くこすらず、吹き付けるだけにとどめておきましょう。 (※ワコーズのクリーナーはコーティングに配慮されている製品ですが、念のため注意してください)

洗浄が終わったら部品を元に戻し、エンジンを始動します。 最初はマフラーから煙がモクモクと出ますが、出なくなるまで軽くレーシング(空ぶかし)をして作業完了です。

試運転してみて

さっそく試運転をしてみました。 正直、開けてみたらほとんど汚れていなかったので「効果あるかな?」と思いましたが、少しアイドリングが上がりました。

おそらくISCのバイパス通路がきれいになったからでしょう。アイドリングの回転数は、しばらく走ればECUが学習して適正値に戻るので問題ありません。

走ってみたフィーリングは特に大きな変化はなく普通ですね。気になっていた冷間時の息継ぎも元々めったに出ないのでハッキリとは分かりませんが、調子は良さそうです。アイドリングに変化があったということは、多少なりとも汚れが落ちてキレイになったのだと思います。

まとめ

スロットルバルブの洗浄は、やり方を間違えると逆に不調を招く(コーティングを剥がしてしまう等)リスクもあるため、誰にでも強くお勧めできる作業ではありません。 また、走行距離が少ないバイクでは効果を実感しにくいです。

しかし、「結構距離を走っていて、最近アイドリングが不調だな…」という方は、メンテナンスの選択肢として一度検討してみてはいかがでしょうか。 (※もちろん、不調の原因が必ずしもスロットルバルブの汚れとは限らない点はよく理解しておいてくださいね!)

ではまた。