スロットルバルブの汚れを落とそう ワコーズスロットルバルブクリーナー

2024年1月20日

アイドリングが不安定とかになってませんか?

長い期間バイクに乗っているとアイドリング不調や息継ぎなどが出るようになったりすることが有ります。
幸い私のバイクではそこまで不調なことは無いのですが、冷間時のスロットル微開時にややもたつくことがたまにあり、フューエルワン等使っても変化を感じることが無かったのでインジェクションより前のスロットルボディの汚れが有るかも?丁度エアクリーナーやプラグ交換でスロットルボディにアクセスするので、スロットルボディの洗浄を行ってみることにします。

スロットルボディ洗浄方法

スロットルボディの洗浄方法ですが、基本的にはスロットルボディ露出させてケミカルで洗浄する方法を取ってみます。

そこで使うケミカルですがワコーズのスロットルバルブクリーナーを使います。

ワコーズ スロットルバルブクリーナー

キャブクリーナーじゃあアカンの?っていう話もあるんですが、全てでは無いですがキャブクリーナーは導電性が有ったりでインジェクション車だとセンサー等にちょっと問題が出るケースや、乾燥が遅くて汚れの再固着等が有ったりすることもあるらしく、専用品がよろしいという感じですね。

さらに、このクリーナーだとスロットルバルブのモリブデンコートにもダメージが少ないというのでおススメです。

スロットルボディを露出させてクリーナーを吹き付ける

使い方ですが、エンジンを暖気させて完了後にスロットルボディを露出させてクリーナーを吹き付けます。
その時ですが主に汚れるのは奥側のスロットルバルブの裏側が汚れますので、スロットルをひねって裏側に吹き付けます、それとISCのバイパス通路の穴が有るのでそこにも吹き付けます、ここが詰まってくるとアイドリング不調とかを起こしやすくなるのです(多少ならISCが制御するので影響ないですが)この時気を付けて欲しいのがスロットルバルブの周辺に黒い汚れに見えるものはモリブデンコートなので、剥がしてしまわないようにあまり吹き付けないようにします、これはバルブとスロットルボディの密着性を上げるための物で剥がしてしまうと逆に不調になるので気をつけてください。
一応このケミカルはその辺を考慮されているクリーナーなのでそこまで神経質にならなくても大丈夫とは思いますが、念のため。

因みに電子制御スロットルの場合はバタフライバルブを操作してアイドリングを調整しているのでISCのバイパス通路が存在しません。

スロットルボディやバルブに吹き付けてやります、汚れがひどいときは軽くこすりますがモリブデンコート落としてしまわないように注意です、バタフライバルブやスロットルバルブに輪のようにある黒い物は汚れではなくモリブデンコートなので吹き付けるだけで良いと思います。

その後元に戻してエンジン始動してやると煙がもくもく出ると思いますが出なくなるまでレーシングしてやって完了です。

試運転してみて

試運転してみます、正直ほとんど汚れてなかったのでどうかと思いましたが、ちょっとアイドリングが上がりましたね、ISCのバイパスがきれいになったからだと思います、アイドリングはしばらくするとECUが学習して元に戻るので大丈夫です。

乗ってみた感じは特に変化なく普通ですね、冷間時の息継ぎは滅多と無いので良くはわからないですが大丈夫そうです、汚れも問題なさそうだったけど、まあ少しアイドリング変わったりしたので

多少なりとも奇麗になったんだと思います。

場合によっては不調を招くこともあるので強くお勧めするものではないですし、走行距離の少ない車体では効果も薄いので誰でもどうぞという物ではないですが、距離走ってきて最近不調だなぁとかいう人は一度検討しても良いかもしれません。

ただ不調の原因が必ずしもスロットルバルブの汚れとは限らないのでその辺は良く理解しておいてくださいね。

ではまた。