セッティング迷宮にハマらない為に気を付けるべきこと

2020年3月28日

ある日の事なんですが

とある人のバイクなんですが、リアにはナイトロン、フロントはテクニクスのTASCが組み込まれたMT07に乗ったのですが、なんだか乗りにくい。
これ?標準セッティング?と聞くとプリ全抜きしているとのこと、伸び減衰も抜いているようで、サスが戻るのが早い。

コレ乗りやすい?と聞くと乗りにくいんですよねとの事、まあ、そうだろうなぁ。
見た感じ体重的にも標準的な体重みたいだしメーカー標準設定にしてみてたら?とプリなどを標準にして乗ってもらったら、ずいぶんと良くなったとのこと、まあそうでしょうね。
なんでこんなセッティングにしていたのかというと、雑誌とかで初心者はプリや減衰抜くのがおススメされていたからという事の様で、あ~ありがちだよなぁと思った次第。
別に雑誌が間違っているという訳ではないんですが、あれはあくまで車体メーカー標準のサスで標準セットの時に軽い女性や小柄な人が乗るならばそういうのがおススメっていうのであって、車種や国産や外車とかでも変わってくるのでなんでもそうすればいいってわけでもないと思うんですよね。
ましてやリプレイスサスを入れてて特別体重軽いわけでもないのにプリや減衰を全抜きするのはちょっといかんでしょうね。

また別の人なのですが中古でバイクを手に入れて、周りの人にあ~するといいよ、こ~するといいよと言われるままに手を入れたけど、乗り難くて乗ってて楽しくないという事態になって結局もとに戻す羽目になったという。

この二つのケース、雑誌とかの情報を鵜呑みにしたり人に言われるままにやってしまったという事ですね、ありがちな話ですが、どうすれば良いのでしょう?

セッティングやカスタムで迷宮に入らない為にする事

まあ、それ以前に何をもってして迷宮入りなのかというのはあるのですが、例を挙げたようなことはちょっと気を付ければ回避できそうです。

基本的な整備をちゃんとしておく

以前こんな記事を書いたんですよね、この時にも書きましたがまずはメンテナンスをきちんとする事が大事です。

そもそもの整備状態が悪くてきちんと走らないのは本末転倒です、不満がある状態が実は整備不良だったからなんてこともあり得ます、その状態を戻さずして手を入れてよくなった時、整備したらまたおかしくなったとかでは再現性がなくなってしまいます。
なので、まずはきちんと整備をしておくから始めるべきです。
これはタイヤとかチェーンとかも含みます、すり減ったタイヤでセッティング出してしまうとこれまたよくわからなくなります、ある程度基本的なセッティング出ていれば違うのですが、基本の状態を知っておく意味でもなるべく新しいタイヤでやるべきなのです。

標準状態を知っておく

出来ればノーマル状態を知っておくのが一番だと個人的に思います、ノーマルっていろんな意味でバランスは取れていると思うんですね、そこから不満点や気になる所に手を入れるのが結果として一番の近道って気がします。
ただ、中古車などでカスタムがされていたりすると元に戻せないケースもあると思います、そういう場合もできる限り戻せるなら戻す、どうしても戻せない場合でもできる限りノーマルの諸元に近い状態にしてそこからスタートするのが良いと思います。

いきなりあれやこれやいじらない

一度にいっぱい変えると何が原因でこうなったのか分からなくなります、はやる気持ちを抑えてやるなら1つづつやらないとどれがどのような結果につながったかよくわからないことになりますから。

情報を鵜呑みにしない

ベテランの方が自分のバイクに乗ってもらって教えてくれる、これはありがたいですし、いろいろ分かることがあります。
ただ、その人の話はあくまでその人が乗ってみてのことなので乗り方や体重も違うので鵜呑みにするとちょっと思ったことよりずれてくることもあるのを覚えておいた方が良いです。
そういうことも考慮して教えてくれる方もいらっしゃいますので、疑えというわけではないですが、あくまでやってみて違うなと思えば自分と感じ方が違うと思っておくと良いですよという話です。
ただ、この時の話はのちになってこうすればよいのか!と分かってくる事もあったりするので、後に使えることもあるかもしれないです。
あとはネット上にある情報などは本当に玉石混合ですし、環境や条件がちがうことが多いので参考レベルと思う方が良いですね、私なんかは試して駄目ならすぐ戻すでも問題ないと思ってます。

助言は素直に受ける

鵜呑みにするなと言っておいてこれはどういうこと?と思うかもしれないんですが、結構あるパターンで、こうしてみては?と言っても、いや、これはこうだからと言って試そうともしないパターンがあったりします、必ずうまく行くわけではないんですが一応試してみて駄目だった戻すでいいのにここはこう!みたいに頑なな人いますよね、こういうことで案外ツボっていることも多いです。

自分の感覚を信じる

あと、ありがちと思うんですけども試してみたものの、なんだかしっくりこないんだけど、それは自分が未熟だからうまく扱えないのだと思ってこれでいい筈って固執しちゃうことがあるんですが、これも上級者の人とスキルも体重も乗り方も違うので自分が試すとしっくりこないことはあると思うんですよ、今現時点でしっくりこないのならば自分の感覚を信じて、自分にとってしっくりくる方を取るのが良いと私は考えます。

最後に

基本的に標準状態で乗って不満に感じる点はどこか?そこからスタートして手を入れていく流れでセッティングは進んでいくと思います、ここにセッティングチャートが有りますのでこの辺を参考にしてみると良いかもです、別にホンダ車以外でも考え方は一緒ですので。

以上いくつか書きましたが、これらを守っても迷宮入りすることは有るかもしれないです、個人的にはセッティングにセオリーこそあるものの、正解と終わりはないと思っています。
あとセッティングはやたらと変更しない事、コロコロ変えると迷う元です、私の場合セッティング中の変更は多少試してみますが決めた後は最低でも1週間以上長いと1か月以上あらゆるシチュエーションで乗ってみて判断しています、私の場合通勤にも使うのでコースだけで乗りやすいとがったセッティングにはできないというのも有ります。
そしてあらゆるシチュエーションに対して完璧なセッティングも存在しません、セッティングは妥協の結果で決まると個人的に思っています。
誤解しないで欲しいのはセッティングは魔法ではないです、セッティングがいくら決まろうともライディングスキルが無ければ速くもうまくも走れません、そしてライディングスキルの変化に伴ってセッティングも変わっていくとも考えています。

うまく決まれば楽しく気持ちいい走りが待っていると思います、ぜひライディングスキルと合わせてセッティングスキルも磨いていけたらと思います。

ではまた。