セッティング迷宮に陥らない為に その2

2021年2月3日

以前こんな記事を書きましたコレはその続き、実践編ですかね。

はじめに

セッティングの考え方ややり方は千差万別で唯一無二といったものは無いと思います。
ここに挙げるのが本当にセオリーかどうなのかも含めて参考程度に思っておいてください。
一応これはリプレイスサスの手順ではありますが、流れの考え方としてはノーマルでも同じですが、当然リプレイスとちがって簡略化されているところもあるのですべて行えるわけではないです。

前提条件

前提条件としてセッティングを出すのにメンテナンスされてない状態でセッティングしない、まずはきちんと整備、あと、タイヤもなるべく新品で合わせておかないとタイヤ変えたときにアレ?ってなるので注意、空気圧ももちろん管理はきちんとしておきます。

バネから始めよう

セッティングを始める順番として始めるのはバネから始めます、バイクの動きを決めるのはバネです、加速減速コーナリングの時のバイクの姿勢を決めるのがバネになります、これによりバイクの曲がり方が大きく決まってしまいます、なのでまず一番にバネを決めることが大事です。
という事でバネレートを自分の体重を鑑みて決めるところから始まります。
バネレートどれくらいにすると良いのかってのが分からんってのは有ると思うんですが、まぁサスペンションのユニットを扱っているショップ等に用途と自分の体重(たいていはヘルメットやジャケット込みの体重だと思います)を伝えると大体この辺でしょうというのは教えてもらえると思います。
とはいえそれで必ずしも自分の思うような動きになるとは限らないのが厄介なのですが。(私もフロントは3回リアは1回変えましたし)
バネが決まれば次はプリロードです、ここで多分よく聞くのがサグ出しという言葉を聞くことが有ると思います。
サグ出しとはざっくり言うとサスが宙に浮いて完全に伸び切った状態の所から乗車して沈んでいる状態の位置を決める作業です。
これをプリロードで決めてやるんですが大体サスの総ストロークの1/3位にするんですが、実は私はこれやってないんです。
別にやらなくていいとか不要ということは無いんですが、一人でサグを出すのって結構大変だし、ストローク量を調べないといけないんですが調べても情報が出てこないことも有るし、まぁ実測すればいいのでしょうがいちいちバネを外してフルボトムまでのストローク調べてとか結構手間なんでやってないんですよね。
という訳で私はサスペンションメーカーの標準値を最初にセットしてそこから乗ってみてよいところを探すということをしています、それで基本的には良いセンにはなってると思いますしね。
近年ではオンロードではあまりサグを重視はしていないようですが基準としては大事だと思うのでやっといて損はないのは確かですがそこに固執しても仕方ないってのが私の考えです。
これが他車種のサスを流用してとか全くデータが無い場合はやっぱりサグ出しして基準を出すのが大事とは思いますけど。
ここまで出来たら基本的なサスセッティングは終了になります。
もう少し細かいこと言うと車高とかも有ったりするけど、これまた他車種のサス流用とかでデータが無いとかならいざ知らず、リプレイス用のサス組んだくらいであれば基準値にしておけば概ね良いところには来ていると思いますけども。

あとは実走

あとは実走して確認していきます、この時減衰力はメーカー標準値にして触りません、それで走行します。
多分これで大抵のシチュエーションでそれほど問題なく走ることができるようにはなっていると思います。
これで好みの動きになるように前後のプリロードを変えてみてやるんですが、これはどうしたらどうなるといったのはシチュエーションや走らせ方で変わるのでこれだ!と言いにくいので、やって覚えていくしか無いんですが、その時のポイントとして3つほどあります。

1つづつ変える

よほど慣れた人でない限り一度に色々いじるとどれがどう作用してこうかったかわからなくなります、ですから変えるのは一つづつ変えます。

大きく変えてみる

ちょっとだけ変えてもこれまた慣れないと変化が良くわからないことも有るので大きめに変えてみます、そこで感じた変化を見て元に少しづつ戻していって良いところを探るようにするとやりやすいかと思います。
ただ、リプレイスサスの場合大きく変えすぎると大きく変わりすぎて慌てることも有るので試すときは安全な場所で試すことをお勧めします。

逆にも変えてみる

思った通りになってもならなくてもセッティングを逆にやってみるのも試しておくと良いです、例えばプリロード抜くと良くなると思って抜いていたが、逆にかけた方が良くなったなんてことが割と有るので、試しに逆にして確認しておくと良いです。

やっと減衰力

プリロードが決まってきたら最後に減衰力を変更していきます、これは基本リバウンド側から先に決めていき、最後にコンプレッション側の減衰を決めていくという流れにはなるんですが、減衰力が多分一番悩むと思います、正直少々変えたくらいだと慣れちゃうんですよね、どっちが良いかわからなくなっちゃう。
私は乗ってて自分のリズムと合うかどうかで決めてます、パッと変えて自分のリズムに合うなら採用合わなければ戻す、そういう感じで決めてます。

最後に

セッティングの目的は人それぞれで色々だと思います乗り心地の改善だったり、競技であればタイムアップだったり操作性のアップだったり様々だと思います、なので何を良くしたいのかをしっかりと定めることが大事だと思っています、そこが定まらなければ何をどうしていけばよいのか分かりませんから。
因みに私の場合はセッティングをするときにタイムを取ったりしません。(とっていても気あまりにしてない)
何故かというと私のレベルではタイムを上げるのはライディングスキルであり、セッティングではそれほど影響しないと思っているからで、セッティングで重視していることは自分が気持ちよく乗れるかどうか、と危険な挙動にならないかどうか?を気にしています。
あまりタイムに固執してやりこんでいくと特定のコースやシチュエーションで速くてそれ以外はイマイチといった尖がったセッティングになっちゃうと私は思っています。
サーキットみたいにコースレイアウトが決まっていてシチュエーションが限られる場合はある程度定まってくるのかもしれませんが、毎回レイアウトが変わるジムカーナやあらゆるシチュエーションの街乗り等にはドンピシャなセッティングは厳しいと思いますので、いかに気持ちよく乗れるかそこを重視しています。
それ以前に怖いけどタイム出るとか乗りにくいけどタイム出るとかいうバイクに乗って練習するのは自分にとって拷問でしかないですし、そうまでしてセッティングでタイム取ろうと思ってないからなんですよね、まぁタイム出せない言い訳ですわw
これでセッティングの助けになれば幸いですが果たして助けになるのだろうか?
それでは皆さんのセッティングがうまく決まることを願っています、ではまた。