SV650ABSのフロントフォークインナーチューブをDLCコートしてみたよ

WPCに続いてDLCコートもしてみよう

以前インナーチューブはWPC処理をした物を使っていました。

この処理はなかなか良くて、新品インナーチューブに処理したのも有ってか一年経過した後でもオイルにじみもなく非常に安定してましたが、この時はコストのこともあり、DLCコートまでしていませんでした。

DLCコートとは?

DLC (Diamond-Like Carbon)コーティングとは、主に炭素と水素で構成される、ナノレベルの薄膜を金属表面にコーティングする技術で硬質で低摩擦なコーティングです。

詳しくはリンク先を見ていただくとして、表面硬度が高く腐食にも強いので長寿命とローフリクションが期待できるわけですが、反面あまりにも固い為インナーチューブの撓りにコーティングが付いていけず剥がれてしまう事があったりするそうです、そこはWPC処理をした後に成膜することで剥がれにくくするようにしているようです。

DLCコートされたインナーチューブ

届いたインナーチューブを見てみます、今回以前使っていたインナーチューブのクロームメッキを再メッキしてからDLCコートをしています、再メッキより新品のインナーチューブ買って製膜してもらう方が安いんですが、最初にされているクロームメッキはWPC処理したときに思ったのですがもちろん悪い物ではない物の、価格相応で硬度にもばらつきがあり、お世辞にも最高の品質と言えるものではないんですよね(まあ再メッキの費用のほうが高い位ですからね)なので高くつくけど、再メッキしてDLCコートすることにしました。
そして待つこと一か月半ようやく到着しました。

DLCコートされたインナーチューブ黒光りしてます
オイルロックピースが入る部分の中に樹脂パーツが有るのですが成膜時に溶けてしまうので
切り離して取り出して成膜後熔接してある

オイルロックピースが入るところに樹脂パーツが有るのですが、それが成膜時に溶けることが有るため、先を切り離して成膜後に熔接することをしてあります。

メッキDLCコートともにきれいに仕上がっていてめちゃ奇麗です、今回はテクニクスさんに依頼しました。

取り付けます

取り付けるためにばらします。

バラシ方取り付け方はこちらを参照

DLCコートはやっぱ滑りやすいですね、手に油付いてると結構ツルツルします、組み立ててインナーチューブ動かしたときも軽く動く感じがしますね。

フロントフォーク外します
ばらせました
エア抜き中

組み立ててフォークオイル入れます、オイルはいつも通りモトレックスの5Wですが油面をさらに2ミリ下げて155ミリにしました。

取り付け完了

組みあがりました、フォークが黒光りしてカッコイイ!あとめちゃ指紋目立つwコレは気を遣うわ~

できました
右から
左から

フォークを伸縮させると油面下げたお陰か、フォークが入りやすくなっている気がします、動きも動き出しが軽い感じはしますね、少し減衰強めないといけないかもしれないですね。
走ってみるのが楽しみです、試走はちょっと先になりそうですがまた走れたら更新します。

ではまた。