ステアリングテンションの点検調整をしてガタなくスムーズなステアを実現しよう

ステムベアリング交換してしばらくして

馴染んて来たと思うので、ステアリングテンションを点検して調整してみます。

一応交換したときに調整はしてあるけど気持ち強めにしてたので、なるべく弱めにテンションを掛けてみます。
テンションはきつすぎると曲がらないわ直進しないわになるので良くはないんですがベアリングの耐久性には効きます、運動性を考えるとテンション弱い方が良いのですが、テーパーローラーベアリングは耐久性に優れる反面フリクション多めになるのと、このテンション調整がシビアになるのが難点で、アンギュラボールベアリングのほうが楽なんですけどね、フリクションも少ないですし。

ま、それはともかく、調整します。

ステアリングテンションの点検方法

点検方法ですが、フロントホイールが浮くようジャッキアップしてやります
その後ステアリング端に秤をかけてハンドルに対して直角に引いて動き始めたときの重さを計ります

秤で引いて動き出した重さを計る

基準値は2N~5Nになります。(グラムで言うとザックリですが204~510グラム)

測定してみたら右に切ると300グラムくらい左に切ると550グラム位になりますね、左右で違うのはハーネスやブレーキホースの関係で左右で重さが異なっているようです、ある程度は仕方ないですね。

右は基準内ですが左がやや重めになるのともう少しだけ軽くしたいので調節します。

ステアリングテンションの調整方法

調整方法ですが、ハンドルクランプ外して、ステアリングステムヘッドナットを緩めてフォークアッパクランプボルトを緩めます。

ステムヘッドナット緩めてフォークアッパクランプボルトを緩めます

フォーククランプはロワ側を緩める人もいますがSVの場合ロワは緩めにくいのでアッパ側を緩めます。

ステムナットマイナスドライバーもしくはフックレンチで回して調節します

緩めたらステムナットを今回は緩める方向に少し回します。

この辺の塩梅はめっちゃ微妙なので10度から20度くらい回すだけで結構変わりますので一発で決まらないかもしれないです、決まらなかったら何回か繰り返してやるしかないです。

ナット回したらすべて元に戻して、ステアリングテンションを確認して問題なければ完了です。

ただし、軽くしたいからと言ってあまり緩くすると今度はステム周りにガタが出ますから調整後はボトムケース先端をもってガタを確認して最後に走行しながらブレーキかけてみてガタを感じないかをチェックします、もしガタが有れば再調整です。

調整後は220~450グラムくらいになりました。

試走してみました

走ってみました、大きく変わった感じは無いです、ステアをロックまで当てやすくなった感じにはなりましたかね、あとはそれほど変わった感じは無いです、ガタもないようなのでオッケーでしょう。
本当は定期的にチェックするのが良いのでしょうが、まあ私の場合年1でチェックグリスアップするのでそれで大丈夫かな。

ステアリングテンション調整は少々練れが必要なのですが、走りには結構影響するのでやりがいはあります。

ではまた。