この時期毎年思いだすこと そしてすべてのバイク乗りの皆様へ

2024年9月22日

いつもこの時期になるとバイク事故で亡くなった友人を思い出します、実は今日が友人がバイクで事故を起こして亡くなった日なのです。

私が友人をバイク事故で亡くしてから今年で31年になります、思えば丁度平成になったその年に亡くなったのですね。

当時丁度日曜日で朝母親から電話の知らせを受けて電話に出ると先輩からの電話、友人が亡くなったと連絡をくれたのでした。

電話を受けたときは実感が湧かなかったのですが、家に行って死に顔を見たら一気に涙があふれて止まりませんでした。

バイクで山道を走行中緩い下りのカーブで転倒バイクごとガードレールに衝突バイクに覆いかぶさるように体を打ち付け内臓破裂、ほぼ即死だったそうです。

当時友人はバイクで峠を走るのにハマっていて、しょっちゅう峠に走りに行っていました、正直私はそれが心配で、実は亡くなる前日にも会って自重するよう話していましたが本人は楽しくてやめられないと話していました。

その時私は思わず、そんなことしていたらいつか死ぬぞ!お前が死んだらどれだけの人が悲しむと思う?お前はそれでもいいのか?と言ったら、母親くらいは悲しむかなと漏らしていましたが。

当時はあの時もっときつく止めたらとか死ぬぞなんか言わなければよかった、とずいぶん後悔しましたが、今は当時たぶん何を言っても止める事は出来なかっただろうなと思います。

友人の死後、峠で飛ばすのはやめようと、私の弟やバイク乗ってる友人を集めてミニバイクでレース活動を数年間行いましたがのちに弟からレース活動をしたのは良かった、あれのおかげで公道で無茶をしなくなった、そう言ってもらえたのは本当に良かったと思いました、友人の死は悲しくつらい事ではありましたがそれをきっかけに皆が安全について真剣に考え、友人の死を無駄にしない為にと始めた事だったのでやって良かった、そう思えた瞬間でした。

皆さんもワインディングを走るなとか飛ばすなとか言いうつもりは有りません、確かにワインディングを走るのは楽しく気持ちも良いです、ですが皆さんの周りには皆さんが無事に帰ってくる事を心配している人たちが少なからずいる事を忘れないで欲しいです、ワインディングはサーキットと違って不測の要素が多く何が起こるか分かりません、そして事故や死は自分のすぐそばにあることを自覚しておいてほしい、メディアを賑わす痛ましい事故は決して対岸の火事ではなく、明日は我が身です、自分は大丈夫という慢心が一番危険だと思います。

これからも楽しく豊かなバイクライフを送れるよう安全に気を付けて行きましょう、そして皆様の人生が充実した物になるようお祈りいたします。

ではまた。

日記

Posted by wakataka