ブレーキタッチ改善に向けて フロントブレーキオーバーホールとパッド交換その1
ブレーキタッチがひどい
フロントのブレーキタッチが15000キロ超えたくらいから明らかに悪くなってて、最近では握る度にタッチが変わる始末、この症状、似た症状を経験したことがあります、たぶんこれと同じ症状
このまま悪化してくるとブレーキのストロークが増えていってしまいに全く効かなくなってしまいます。
まあ、違うかもしれないけど。
というわけで、オーバーホールをします、合わせてブレーキパッドとパッドピンとディスクも交換します。
他にもフロントフォークのスプリングも交換するのですが、それは別のエントリーで書きます。
というわけで、まずはディスク交換から
ディスク交換方法
余談ですが、ブレーキパッドの残量は気にする人はいても、ディスクの残量を気にする人は少なかったりします。
パッドが減るように、ディスクも減っていきます、限界を超えるとディスクが割れたりひずんでしまったりして危険なので、パッド残量チェック時には一緒にチェックすることをお勧めします。
使用限度については、ディスクに書いてあるか、取説に書かれていると思います。
SVの純正フロントディスクは4ミリが使用限度です、それより少なかったらすぐに交換しましょう。
また、パッドを交換する際はできればディスクも交換するほうが良いです、何故かというとディスクは使用していくうちに編摩耗していきます、ディスク外側のほうがパッドの接触している距離が長いため、ディスクの外側ほどよく減ります。
ディスクの編摩耗により新品パッドでもタッチが変わってしまうので、その辺を気にする人やよりブレーキ性能を発揮させたい人は交換した方がよいかと思います。
勿論使用限度来ていないなら、問題になるような事は有りませんが。
まずはフロントホイールを外します。
ホイール外すときにはキャリパーを外しておいた方が楽で傷とか入れなくて済みます。
キャリパーブラケットボルト外したらピンチボルト緩めてフロントアクスルを抜いてホイールを外します。
外したらブレーキディスクを外します、ディスクボルトを外せは簡単に外せます。
このディスクボルトですがねじロック使用されていて、下手するとめちゃくちゃ固かったりします。
こういくときはヒートガンとかバーナーでボルトを温めると外しやすいんですが場所的にベアリングシールが焼けたり、ホイールにひずみが出ることもあるので、大型のはんだごてを使ってボルトにこてを当ててボルトだけを温めるといった方法がやりやすいです。
今回は特に問題なく外れたので、はんだごての出番はなかったですが。
で、外した後のボルト穴はねじロック剤が残ってますので、このまま締めると締め付けトルクがずいぶん変わっちゃうので、タップでさらってきれいにしておきます。
その後新品ディスクをのせて、ボルトで締め付けますがディスクボルトは新品に交換しました、再利用もできないわけではないですが、やっぱりブレーキは重要ですし、念のためという事で。
新品ボルトにはあらかじめネジロック剤が付いているのでのまま締め付ければOK
この時ディスクボルトを締め付ける前にディスクをホイール回転方向と逆方向に回してガタを取るようにしてから締め付けます。
締め付けトルクは23N・m
出来上がり、反対側のディスクも同じように取り付ければOK
本当はこの後キャリパーオーバーホールとマスターオーバーホールをするつもりだったけど、殺人的な暑さで命にかかわりそうなので、次回に回して後はホイールを取り付けてブレーキパッドを交換します。
今回交換した純正パーツの品番ですが
デイスク、フロントブレーキ:59210-38G10 ×2
ボルト :09106-08160 ×10
ピン、パッド : 59141-44b01 ×2
になります。
では、パッド交換前にキャリパーの清掃をやっておきます。
清掃方法はここを参照してください。
清掃すんだら、元に戻していきます。
今回交換したパッドはべスラのメタルパッド シンタードブレーキパッドです。
左右で型番違いますので注意してください。
ZV-VD435JLとZV-VD352JLを使用します。
組付け完了
交換直後の感想はちょっと、初期制動が甘いかな?という気がする、もう少しあたりが出れば少し変わるとは思うけど。
絶対的なブレーキの効きはノーマル同等以上は有りますね、全体的なフィーリングは純正に近い感じです。
とはいえ、マスターとキャリパーのオーバーホールが済んでないのでタッチは相変わらずです、ノーマルは急激に制動力が立ち上がらないので不安感なく握れるんですが、ハイグリップなタイヤで思いっきり突っ込んでいくときに結構握らないと強い制動力が立ち上がらない感じなのでもう少し何とかしたいところです、その辺は絶対的な制動力アップのために、マスター、キャリパー交換も視野に入れないといけないのかもしれないですね、今後検討していこうと思います。
では次回
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