競技や練習に参加する人の取り組み方の差に思う事
趣味で競技の世界に身を置いていると
ちょいちょい有るのが、参加者同士の熱量の差に気づかされるというか、ああそうなんだなぁと思ったりすることがしばしばあったりします。
熱意が高く一生懸命に取り組む人、趣味としてきちんと一線を引いている人等様々なんですよね。
まあ当たり前ではあるんですが。
私が以前RCカーの全日本選手権に参加していた頃、一緒に練習とかレースに参加していた人がかなり速い人で、真剣に取り組んだら相当いい所に行けそうなのにな~とか思って誘うんですが、そこまで真剣にはやらず、あくまで趣味として楽しめれば良いと割り切っている感じで全日本選手権参加しようと誘っても乗ってこなくてもどかしい思いした経験が有ります。
私としては彼がどこまで行けるか見たい気持ちやそういった人をサポート出来たらなぁと思ってやろうよ!って誘ってたんですけど、趣味は趣味、際限なくお金をかけられるわけでもないし、頂点を目指すことに強い意義は感じてなかったんですね。
そういう経験もあって、私は競技に対するスタンスの違う人を見ても特に気にすることはないんですが、私が経験した中でさすがに気になった人が居ます、それはこんな人ですね。
私が見たり経験した気になった人
私が経験した話ですが
やたら練習を押し付けたり、カスタムやパーツ交換を勧める
やたらと練習に参加しろと言ったり、これを付けるべき、あれを付けるべきと指南してくる人が居たりします。
これはこうした方がいいんじゃない?って程度ならばまあ気にならないんですが偶にしつこく言ってきたり勧めてくる人がいたりするんですよね、結構一生懸命やってる人とかに案外こういう人がいて、自分がそうなので相手もそうだと思いがちでそうなっちゃうんだと思うんですけど、こういうのも有るよってって言うだけならまあ良いんですが、これ付けないとダメだよとか言い切っちゃってたりとか。
やってる側の環境や予算や取り組み方が違うんだから行きたくても練習に来れない、そこまでカスタムやタイヤ交換を頻繁に出来ない人もいますしね、その環境で出来ることをやってるんだからそれで良いじゃんって話なんですけど。
ただ自分もこれやってみようよとか押し付けてないか気を付けないとですね、自分が一生懸命だとつい熱くなってしまいがちで思わずやってるかも?知れないです。
一生懸命やってる人に対して所詮趣味にそこまで熱くならなくてもと言ってしまう
イベントが中止やキャンセルになった時とっても練習や大会を頑張ってる人や運営スタッフが残念がってたらそういう人達に所詮趣味でしょ?そこまで熱くならなくてもいいじゃないですか?って言ってしまう、これを聞いたときとんでもなく失礼な事言うな~と思いましたね、まあ言った本人はライトに楽しんでて単なる遊びの中の一つという事で、そこまで思い入れもないからそう言ったまでなんでしょうけど。
それに運営側は会場の準備や設備の準備、進行などに時間やお金を掛けてやっていて、そういう苦労を私もこの手の運営をやった経験有るので、もしこういったこと言われたら悔しくて仕方ないと思います、趣味とはいえ個人的な時間を削って準備をして結果それが不可抗力とはいえ流れてしまってそういうこと言われたらとてもやるせない。
個人的にはこういう事を言う人にはガンダムビルドファイターズ6話のラルさんの言葉を贈りたいですな。
作中でガンプラバトルという遊びで夢中になっている人を見て主人公の一人でガンプラバトルのプレイヤーでもあるレイジがこう言ったことからラルさんがこう話します。
ラルさん:お、レイジ君。バトル相手を探しにきたのかな?
レイジ:ハッ、やるわけないだろ?あーんな弱っちいのと
ラルさん:確かにな。ガンプラバトルを始めて2カ月で、予選大会のファイナリストに名を連ねた君の実力は、もはや世界レベルと言っても過言ではない。
レイジ:そりゃどうも。改めて見るとよお、何だか滑稽だな
ラルさん:何がだね?
レイジ:たかがおもちゃの遊びに本気になってよ、どいつもこいつも。
ラルさん:お気に召さないかね?
レイジ:気が知れねぇな
ラルさん:別に、やめても構わんのだよ?#去ろうとしたレイジは立ち止まります
ラルさん:ガンプラ作りも、ガンプラバトルも、趣味の領域。機動戦士ガンダムの作中のように、戦争状態でもなければ、命の駆け引きをする必要もない。しょせんは遊び、その通りだ。しかし…!いや、だからこそ、人はガンプラにもバトルにも夢中になれる。好きだからこそ本気になれる
ジムカーナやラジコンでもそうですが、プロスポーツでは無い(ごく例外は有りますが)ですから確かに趣味、遊びだというのは間違いないんですけど、だからこそ本気でやれるという事も有ると思うんですよね、これがプロスポーツだとしたらメーカーの威信が掛かっているのであれば、リザルトのためにチームオーダーのようなことが有ったり、スポンサー契約上やりたくてもやれない事等が出来たりとか純粋に勝負として全力でぶつかれないなんてことが無いのもアマチュアスポーツの良い所だと思うんですけどね(まあ、それゆえの問題も有って異論が有る方もいらっしゃるでしょうが)
ま、それが趣味であれ、プロとしてやっていることであれ、頑張っている人や努力している人にたかがとか所詮とか言ってしまうのは大変失礼って私は思います。
最後に
先に述べた例は気軽に取り組んでいる人が一生懸命な人から受けた事と一生懸命やっている人が遊びとして取り組んでいる人から受けた事のそれぞれの例なんですが、どちらが正しいとかいう事ではないと思います、それぞれの取り組み方を理解してお互いに尊重できればこういうことは無いんだとは思うんですけど、なかなか反対の立場を理解できないことが多いのも事実ですね。
ですが、完全に理解できなくともほんの少しの気遣いでこういったトラブルはなくなると思います、こういう場面に遭遇してもちょっとこういうことを考えられればとても良い事ですね。
私自身気づかずにこういったことをしている可能性も有るので自戒を含めて気を付けて行きたいと思います。
ではまた。
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