SV650ABSのフロントフォークオーバーホール準備 WPC処理とハイパーモリショット
リアはバラしたので次はフロント
リアサスはこの間バラしたので次はフロントサスをオーバーホールします。
ですが、フォークのインナーチューブに傷があるようで、フォークシールからオイル漏れもするので、インナーチューブの再メッキしてやろうかと思って見積もったら新品買う方が安いので、新品買う事に。
で、折角なのでついでにWPC処理をしてやることに。
WPC処理って?
WPC処理は金属表面に微細な粒子を圧縮性のある気体に混合して高速衝突させることで表面改質をする技術です。
疲労強度、耐摩耗性、耐焼き付き性が向上します。
今回WPC処理を施したのは強度アップと耐久性向上狙いです、本当はさらにDLCコーティング施せば最高なんですが予算が・・・一本4万くらい処理にかかるんでさすがに。
いつかはやってみたいですが。
ぱっと見は何か変わった?っていう感じだと思います、ですがよく見ると鏡面だった状態から鈍く光る感じに変わってく曇っています。
これが表面に微細な凹凸ができていてここにオイルや空気が溜まり、耐久性を向上させオイル漏れを防いでくれるはずです。
あわせてフォークガイドメタルとスライドメタルにはハイパーモリショットを施します。
ハイパーモリショットとは?
ハイパーモリショットとは、二硫化モリブデンショットと同様、製品の表面に潤滑性の高い二硫化モリブデンを高速衝突させて金属表面に潤滑層が形成し、長期間に渡り低摩擦効果を持続させます。ハイパーモリショットは、二硫化モリブデンに高温安定固体潤滑ナノ粒子を添加して使用することで、高温・高回転域での低摩擦効果を持続させることが可能となる技術です。
表面に潤滑層が作られるので、長期間にわたりフリクション低下と耐久性の向上が狙えるわけです。
スライドメタルも、ガイドメタルも表面にはもともと滑りの良いコーティングがなされていますが、使用していくうちに剥がれれていきますが、ハイパーモリショットは金属表面に浸潤しているのでコーティングの様に剥がれず、長期間潤滑性を保ち続けます。
とまあ、色々準備を進めていまして、近日中にはオーバーホールしたいなと考えておりますが、オイル粘度とか、もっと手を入れようか色々検討中で、もう少し考えて仕様決めたらオーバーホールします。
ではまた。
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