【SV650】ブレーキタッチを改善!スウェッジラインのメッシュホース交換手順と効果
SV650のブレーキタッチが「スポンジーで少し頼りない」と感じていませんか? この記事では、ブレーキタッチをカチッとさせるためにフロントブレーキホースを「スウェッジライン(SWAGE-LINE)のメッシュホース」へ交換する手順を解説します。ABS搭載車特有の注意点や、交換後のインプレッションもまとめているので、ブレーキカスタムを検討している方はぜひ参考にしてください。
⚠️【重要】ABS搭載車のエア抜きに関する注意点
作業に入る前に、絶対に守るべき注意事項があります。
ブレーキフルードのエア抜きが完全に終了する前に、絶対にエンジンのイグニッションを「オン」にしないでください。 エア抜きが完了していない状態でイグニッションをオンにすると、ABSユニット内にエアが噛んでしまい、ABSが正常に動作しなくなる恐れがあります。
1. 交換の背景と用意したパーツ・工具
以前からSV650のブレーキタッチがスポンジーなのが気になっており、ブレーキのオーバーホールに合わせてホース交換を実施しました。
今回購入したパーツ

💡 50mmロングを選んだ理由 将来的に「ラジアルマスターシリンダー」への交換を見越して、あえて50mmロングを購入しました。ラジアルマスターにするとバンジョーボルトの位置が変わるため、ノーマル長では届かなくなることがあります。あらかじめ少し長めにしておけば、後で買い直す手間とコストを省けます。(ノーマルの位置でも問題なく取り回し可能です)
おすすめの工具:フレアナットレンチ
配管を外す際、フレアナットは非常に固く締まっています。スパナやモンキーレンチを使うとナットをなめてしまう(角を潰してしまう)リスクが高いため、10mmと17mmのフレアナットレンチ(またはフットクローレンチ)の使用を強く推奨します。
2. フロントブレーキホースの交換手順
それでは、実際の交換手順をステップ順に解説します。
Step 1: 外装の取り外し
まずは作業スペースを確保するため、フューエルタンクとエアクリーナーボックスを外します。
- フューエルタンクの外し方はこちら
- エアクリーナボックスの外し方はこちら
Step 2: マスターシリンダー側の取り外し
マスターシリンダー側のバンジョーボルトを抜いてホースをフリーにします。 フルードが漏れてくるので、周囲をしっかり養生してください。
Step 3: フレアナットの取り外し
ステム右側、ホースがABSユニットに向かう配管と繋がっているフレアナットを外します。
フレアナットレンチ(10mm/17mm)を使用してフレアナットを緩め、ホースを外す。
固定金具を外す。
フレーム部分でクランプしている金具を外す。

Step 4: キャリパー側の取り外し
キャリパー側のバンジョーボルトと、各ホースクランプ(ABSセンサーのクランプ含む)をすべて外します。 フレアナットが保護チューブで覆われているので、ずらして露出させてから緩め、ノーマルのホースを取り外します。

Step 5: メッシュホースの仮組みと取り回し
新しいメッシュホースをノーマルと同じルートで通していきます。
- マスター側: バンジョーがマスターの回り止めに当たる位置に合わせます。

- キャリパー側(重要): キャリパーに向かうホースのフレアナット側は、まだ本締めしないでください。ホースがねじれないよう、キャリパー側のバンジョーの向きと位置が完全に決まってから本締めを行います。

【ホース取り回しの確認ポイント】 取扱説明書を参考に仮固定したら、ステアリングを左右にフルロックまで切ったり、フロントフォークを伸縮させたりして、以下の点を確認します。
フォークが伸び切った時にホースが突っ張らないか?(※すっぽ抜けると大事故に繋がります)
ホースが挟まったり、干渉したりする箇所はないか?





Step 6: 本締め(規定トルク)
取り回しに問題がなければ、各ボルトを本締めします。
- 各バンジョーボルト・フレアナットの締め付けトルク:16 N・m
Step 7: ブレーキフルードの注入とエア抜き
- リザーバータンクにフルードを入れ、ブレーキレバーを繰り返し握る(ニギニギする)。
- ある程度握ったら、キャリパーのブリーダーを緩めてエアを排出する(フルードが出たら締める)。
- 反対側のキャリパーでも同じ作業を行う。
- 左右交互に繰り返し、エアが完全に出なくなるまで続ける。
※今回は思いのほかスムーズにエアが抜け、すぐに手応えが出ました。
Step 8: 仕上げと最終確認
しばらくブレーキを強く握ったままにして、バンジョーやフレアナットからフルードの漏れがないか確認します。 漏れがなければ外した外装パーツを元に戻し、最後にブレーキフルードが付着した可能性がある箇所を念入りに水洗いして拭き上げます。

💡 タッチをさらに良くする裏技 作業終了後、ブレーキレバーを握った状態でタイラップなどで固定し、一晩放置すると微細なエアが抜けてさらにタッチがカチッとします。
3. メッシュホース交換後のインプレッション(評価)
実際に走行してみた感想は以下の通りです。
- 初期制動の立ち上がりが向上: レバーを握り込んだ瞬間の効きが良くなりました。
- カチッとしたリニアなタッチ: スポンジーさが消え、握った分だけダイレクトに効く感覚(リニア感)が出ました。
- (※当然ですが、キャリパーやパッドが同じなので絶対的な制動力自体は変わりません。)
劇的な変化というよりは、操作感が上質になるイメージです。 ただ、個人的には「もっと遊びが少なく、レスポンス良く効いてほしい」というのが本音。今後の課題として、最終的にはラジアルマスターへの変更やキャリパー交換というフルコースに進んでしまいそうで怖いです(笑)













ディスカッション
コメント一覧
はじめまして。ジムカーナとSV650に興味があって拝読していました。
ブレーキホースについて教えてください。
レースもするWR250XのフロントブレーキマスターをFrandoのラジアルマスターに換えるのに合わせてブレーキホースもSwedge-Lineに換えるつもりでいます。 目的はコントロール性など機能のみでカッコは気にしていません。
テフロンのステンメッシュホースに換えるにあたってマスターの形状以外に曲がりに余裕を持たせるためにさらに長くすることは検討されましたか?
私は、マスターの形状の違いだけで60mm、現状でも純正ゴムホースの取り回しが少し窮屈そうなので余裕を持たせるためにさらに50-100mm程度長くしようかと考えていますが、長すぎるでしょうか? 元からのレーサーと違ってWRなどのトレール車ベースのモタードはメーターやヘッドライトユニットを避けるためなのかホースがマスターから左フォークにに直接向かわずに一度上に向かって弧を描いてから左フォークに沿います。
画像を拝見するとバンジョーはステンを選ばれたようですが、アルミだと軟らかさで問題が出そうでしょうか? 何度も付け外しをするつもりはないので問題ないならアルミのほうが安くていいかなと思っているのですが。
コメントありがとうございます。
ホースに余裕をもたせるために長さを長くすることは今回の件では検討はしましたが見送りました。
SVのノーマルのホースはライトケースに干渉して右にいっぱいに切るとホースからこすれる音がするくらいなのでホースを長くしても余計に干渉する可能性も高くメッシュホースのほうが細いし表面のコーティングも滑りやすいので問題ないだろうとの判断です。
あと、テフロンメッシュのホースはゴムホースより柔軟性が劣るのでそのへんを踏まえてステアに悪影響出ないかとの心配はありましたが、思ったほど曲げに対する固さに差は感じなかったので良しとしております。
50から100ミリほど長くを検討していらっしゃるようで、これが長過ぎるかどうかということについては現車を拝見しているわけではないのでなんとも言えないかなというところですね。
ただ、私の考えとしては、不足がない範囲でなるべく短くが是と考えます。
現時点で短いとお考えなのであれば、長くするとして何ミリ長くかは極力短くしたほうが良いかと思います。
判断する方法として似たようなホースを取り回してみて問題なさそうかどうか、干渉がないかとか見ると良いかもです。
バンジョー等のフィッティングについては個人的にアルミを好まないのでステンを選択しています。
一つはあまり派手に色があるのは好まないのと、あとはおっしゃるように柔らかいのでトルク管理もシビアですし、結構クラックが入ったとか言うのを見てますのであまり使いたくないというのが私の見解です。
レーサーで頻繁にメンテナンスを行うという前提であればアルミでも良いかなとは思わなくもないですが。
といった感じですね。
さっそくありがとうございます!
干渉する場合のあるんですね。考えつきませんでした。WRではその心配はなさそうです。
テフロンホースの柔軟性の低さのせいで繰り返しのサスストロークで破損することばかり心配していました。
おっしゃるとおり別のチューブで取り回しを見て長さを決めます。
バンジョーの材質については…もう少し考えます。 こういうときなぜかチャレンジしたくなる癖があるので気を付けないと。
パーツがそろったので組んでみました。
プロトを信頼してちょっとの値段差に負けてアルミのバンジョーにしてみました。バンジョーボルトは純正は30N•mが指定されていますが、プロト指定の16N•mならアルミのバンジョーとボルトでも問題なさそうな手応えです。
心配していたテフロンの柔軟性も純正と同じ程度の取り回しなら心配なさそう。
キャリパー側からシリンジでフルードを入れてマスターとキャリパーのドレンボルトからエア抜きしても手応えが出なかったので、マスターとキャリパーのバンジョーボルトからエア抜きしたら手応えが出ました。バンジョー部分にエアがかむとブリーダーボルトから抜けないこともあるというのは話には聞いてはいたのですが、経験したのは初めてでした。
タッチもコントロール性も格段に良くなったのですが、マスターとホースを同時に交換したので寄与の割合はわかりません。
無事交換が完了したようですね、アルミにされたんですね。
経年劣化で割れてきたりもしやすいので定期的な点検を欠かさないようにしておくと安心だと思います。
バンジョーのエアが抜けなかったというのは私はまだ経験したことがないですね、たまにあるとは聞いていましたが。
つかぬことを伺いますが、もしかしてバンジョーボルトとバンジョーがメーカー違ったりしませんか?
バンジョーの厚みがメーカーによって違うのでバンジョーボルトとバンジョーの組み合わせによってはバンジョーのセンターにバンジョーボルトの穴が来ない場合が有ります、そうするとエアが抜けにくくなりバンジョーにエアが残るといったことが起こったりしやすいです。
もしそうであればそのまま使っても問題はないですがエア抜きしずらいので交換しておくと良いです。
バンジョーボルトもSWAGE-LINEのホースに付属のものです。
バンジョーとボルトを観察してみると、バンジョー部分でエアがトラップされるかどうかは運任せな部分もある気がします。センターが合っていなかったり、締め付けたときのボルトの側面の孔の方位によっては、トラップする確率が高まるのでしょう。
ラジアルマスターはブレーキを放していくときのコントロール性がいいですね。今回は横型から交換したので差が際立ちました。サイズ選びは悩ましいところだと思いますが、コースに行くとWR250Xはたくさんいるので他の人達のサイズを参考にできました。
それなら運悪く抜けなったんですね、まあマスター角度や色々な要因で残ることもあるんでしょうね、ラジアルマスター良いなぁ。
私も近いうちに入れたいです。
初めましてこんにちは、
ブレーキタッチ改善に向けて ブレーキホースをスウェッジラインメッシュホースに交換
2018年8月2日の記事を拝見いたしました。
私もSV650(2019)に乗っており、今回ハンドルアップを考えて居ます。
マスターからABSまでのホースをAmazonで販売している「スウェッジライン イージーオーダーブレーキホース 汎用ホース ストレートフィッティング アルミ延長」で延長したいと思っています。
そこで、お教えいただきたいのですが、
この「汎用ホース 」とwakatakaさんが使用された「プロ メッシュホース」のフレアナットの形状はAmazonの画像を見ると同じように見えますが、同じ形状でしょうか?、
私のSV650(2019)のABSに接続できるのでしょうか?
初歩的な質問で申し訳ないのですがお教えください。
スウェッジラインの会社に問い合わせても返信がありません。
また、購入店に聞くと「純正以外は取り扱わない」「ABS接続にはサイズが色々あるから」とか難しいことでよくわからないのです。
スミマセン、よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
使用したいと考えている商品はどれの事でしょうか?
申し訳ないのですが、今の情報だけでは使えるとは言えないです。
想像で行きますがそのままでは付かないと思います、やるならフレアナットアダプター等を追加で用意する必要が有ると思います。
汎用品だとホースの取り回しようのステー類も無いわけで、その辺も作るか購入する必要が発生すると思います、恐らく安く済むのでは?と思ってのことだと思いますが手間も多く取り回しを間違えるとかえって危険なので専用で一そろい揃っているプロメッシュホースのマスター部に行くホースの長い物を注文するのが一番無難だと思います。
で、交換を考えているのであればバイクショップより用品店で相談するほうがもう少し柔軟な対応できるかもしれません(もちろん店員のスキル次第ですが)
初めてコメントいたします。
いつも拝見しており勉強させていただいております。
こちらのブログを拝見させていただき当方のsvにもスウェッジラインのメッシュホースを取り付けようと思っているところ、プロトに確認したところ、16年式の適合しか確認していないとのことでした。
19年からキャリパーの変更等もあるのでポン付けは難しいかなと思っているところ、
純正ホースの品番が同じであれば取り付けができるのではないかと思った次第ですが、16年式のパーツカタログが見つからず、よろしければ品番をご教授いただけないかと思った次第です。
ちなみに21年式の品番は
59200-18K61 ホ-スアツシ,フロントブレ-キマスタツ-ユニツト
59240-18K21 ホ-ス,フロントブレ-キキヤリパツ-キヤリパ
59400-18K21 ホ-スアツシ,ユニツトツ-フロントブレ-キキヤリパ
となっています。
手前勝手なお願いですが、ご教授いただければと思います。
コメントありがとうございます
ホース型番ですが、16年式とはABSユニットが変わった関係もあり変わっていますが交換する部分のレイアウトは変わっていないので、絶対とは言い切れないのですが高確率で取付可能ではないかと思います。
少々曖昧な回答で申し訳ありません。
なるほど、そうですか。
実はアクティブからは21年式に適合するキットが出てるのですが、スウェッジラインの方が安く手に入りそうだったので確認したかった次第でした。
また検討してみたいと思います。
不躾な質問に回答していただきありがとうございました。
インスタも、フォローさせていただきました。
引き続きブログの方も楽しみにしております。
インスタフォローありがとうございます。
今後もよろしくお願いします