ブレーキタッチ改善に向けて フロントブレーキオーバーホールとパッド交換 その2(マスターキャリパーオーバーホール)

2018年8月9日

マスターとキャリパーをオーバーホール

前回ディスクとパッド交換を行ったところ少しですがブレーキのタッチは改善しました。

ですが、握るたびにタッチが変化する症状は薄れたものの、依然として残っており、やっぱりマスターとキャリパーのオーバーホールは避けられない模様です。

というわけでオーバーホール開始ですがその前に注意事項

注意!

ブレーキフルードのエア抜きが完全に終了する前に絶対にエンジンのイグニッションをオンにしないでください。
エア抜き完了してない状態でイグニッションをオンするとABSユニットにエアが入ってABSが正常に動作しなくなる恐れがあります。

思わずイグニッションオンにしたりしないよう、鍵抜くかバッテリー端子外すのがベターですね。

ブレーキマスター取り外し

まず、ミラー取ります、外さなくてもできますけど邪魔だし落として割れたら泣けますしね。

リザーバータンクのフルードを抜きます。

その後マスターのバンジョーボルトを抜きます、この時残ったフルードが垂れますので防護忘れずに。

ブレーキスイッチを外します

最後にハンドルクランプ外して完了

外したブレーキホース内に残ってるフルードが垂れてきたりするので、ウエスとかで防護しておきましょうフルードが直接つくと塗装がやられてしまいますので、付いた場合はすぐにクリーナーで流しておきます。

ブレーキマスターオーバーホール

マスターからレバー外しておきます。

その後ピストンのラバーブーツ取り外します。

奥にスナップリングが見えます、これをスナップリングプライヤーで外します。

外したらピストンが出てきますので取り出します。

取り出せました、ピストンもカップも劣化は目視では見られませんね、とはいえピストンのレバーが当たるところは、すり減ってますし、せっかくですので交換します。

新品のピストンとカップ。

新品のピストンとカップをブレーキフルードで洗います。

で、ウエス等でふき取ると毛羽とかが入ったりすると厄介なのでふき取らずに入れます。

とか言いながら屋外ジベタリアンでやってたら意味ない気もするけど(;´Д`)

みんなはせめてテーブルでも出してやってね!

マスターを洗浄後、乾燥させてブレーキフルードで洗ったピストンを入れて言って組み立てます。

最後にピストンが飛び出さないようにスナップリングで止めますけど、スナップリングには表裏有ります。

写真の向きでマスターに入れて固定します、スナップリングのエッジが立っている方がこの場合外側に来るように入れるのが正解です。

最後にダストブーツを取り付けて完了です。

ブレーキキャリパー取り外し

キャリパーを外す前にキャリパーにつながっているバンジョーボルトを外します、この時フルードがもれますのでウエスで受けておきます、その後キャリパーを外します外し方はこちら

外したキャリパーはすぐ洗浄します。

キャリパー外したら結構盛大にフルードが出てきますので気を付けてください。

キャリパーオーバーホール

キャリパー外したらパッドやパッドスプリングを外してピストンを抜きます。

古いやつだと固着してたりして抜けなかったりしますが、そういう時はバンジョーボルトのネジ穴からエアを送り込むと抜けるんですがあれ結構危険なので実際にやるときはキャリパーに板を挟んで抜けても飛んでいかないようにやるとええです。

で、抜き取ったピストン、真ん中編に黒く汚れが有りますけどクリーナーでは落ちませんでした。

爪でひっかいてみますが引っかかる様子はないので、コンパウンドで磨きます、この時ピストンの周方向に磨きます。

若干ピンボケですがきれいになりました、引っ掛かりが有るようなら交換なんですけど、これで大丈夫そうです。

キャリパーからシール類を外します、ピックツールなどで取り出しますが、その時に溝に傷を入れないよう気を付けます、汚れが激しいと溝に結晶化したフルードなどが有る場合も有るので、みぞを丁寧に掃除します、今回はそういう汚れはなかったですがダストシールの溝は結構汚れてました雨の時にも乗るので汚れやすいですね。

クリーニングしたキャリパーにシールを取り付けますがその時ブレーキフルードをシールに塗って組み込みます、その後ピストンを挿入してキャリパー組み立ててフォークに取り付けます。

その後各ホースをつなぎますがシールワッシャは新品に交換します。

各バンジョーボルトのトルクは23N・mです、私は今回ブレーキホースを交換しますのでちょっとトルクが変わりますが。

純正品番情報

今回交換する純正部品の品番情報

ワツシヤ、10X15X1.5  09161-10009 ×7

シールセツト、ピストン 59100-04851 ×2

ピストン/カツプセツト 59600-45870 ×1

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さて、長いので今回はこの辺で、次回はブレーキホースをメッシュホースに交換します。

ではまた。