ブレーキフルードを沸点の高いものに交換 ウェッズスポーツ レブフルード(REV FLUID) 00RF-001

2019年6月20日

だんだん暑くなってきたしね

暑くなってきましたね、タイヤのグリップには良いのですが、そうすると今度はブレーキの過熱やエンジンの過熱が気になってきますね、パッドはスポーツパッドにしているので、フェードのほうはまあ大丈夫かと思うけど、ブレーキは以前リアブレーキはベーパーロックを経験しているので少々不安です。

そこでブレーキフルードを沸点の高い物に変えてみます。
今回変えたのはウェッズスポーツ レブフルード(REV FLUID) 00RF-001です。

ドライ沸点がなんと332度1パーセント沸点が284度どかなり高沸点のフルードです。

とはいえサス変えてブレーキマスター変えてからはリアブレーキの使用割合が減ってきたので大丈夫かもしれないけどまあ、念のため。

因みにこの製品はどうもDOT規格の認証を所得してないようですね。

DOT規格とは?

大雑把に言うと、日本のJIS規格のようなもので、アメリカの交通省(Department of Transportation)の略です。

D.O.Tで設定されているFMVSS基準 (Federal Motor Vehicle Safety Standard 米国自動車安全基準)において様々な項目からブレーキフルードを以下のように規格分類しています。

基 準主成分ドライ沸点ウェット沸点粘度(100℃)粘度(-40℃)ph値
DOT 3グリコール205℃以上140℃以上1.5cst以上1500cst以下7.0-11.5
DOT 4グリコール230℃以上155℃以上1.5cst以上1800cst以下7.0-11.5
DOT 5.1グリコール260℃以上180℃以上1.5cst以上900cst以下7.0-11.5
DOT 5シリコン260℃以上180℃以上1.5cst以上900cst以下7.0-11.5

通常一般的なバイクの場合DOT4が指定されています、言わずもがなSVもDOT4が指定です。

DOT5だけ主成分がシリコンとなっていますが一部のハーレーなど以外はすべてグリコール系のブレーキシステムですのでシリコン系は使用できません、使用するとシール類を痛めてしまいます。

今はハーレーでもグリコール系になってきてるのでハーレーだからシリコンという事ではないので良く確認が必要です。

あと、レーシングフルードの中にはDOT認証を通してないものが有るんですが、こういう物は一般道を走行する乗り物には使用するのは避けた方が良いです。

一部のレーシングフルードは沸点こそ高いですが、吸湿性が高くあっという間に劣化してしまう物や腐食性が高く周辺部品の腐食が早くなったりするので一般使用には向かないものと思った方が良いです。

但し、DOT規格をパスしているものはレーシングフルードでも一般使用に耐えられる性能を持っていますので、大丈夫です、ですのでDOT規格をパスしているかどうかをよく確認してくださいね。

じゃあ、ウエッズスポーツのは大丈夫なのか?というとストリート対応を謳っているので、DOT規格の性能は有しているようです。

恐らくですが値段を安くするためにあえてDOT規格の認証を取らなかったのでは?

交換してみた

とまあ、うんちくはこれくらいで交換します。

1リッター有るのでデカい

1リッターなので缶ががデカいです、缶の注ぎ口にプラパーツがハマっていて、空気がきれいに缶の中に入るのでこのまま注ぐのがやりやすいです、よく考えられています。

青いフルードが出て来るまで入れ替えます

ブレーキフルードの入れ替え手順に従って交換します、新しいフルードが出て来るまで交換したら完了です、このフルードは青色なので入れ替わったのが分かりやすいです。

リアも

リアも交換します。

フロント
リア

色付きなので残量が見やすいですね、リザーバーホースも透明なおかげで色が映えます。

しかし、色がまんまブルーハワイwグラスに入れたら間違えそうです。

因みにフルード交換したらブレーキタッチが結構よくなりました、思ったより劣化していたのか、フルードのおかげなのか・・・まあフルード劣化でしょうね。

性能だけでなく、色も付いてちょっとおしゃれにもなるのでブレーキをハードに使う人は良かったら使ってみてください、高性能フルードの割には安めなのでお勧めです、ただバイクで使うには多いので数人でシェアするのが良いかもですね。

ではまた。