超絶軽い!リチュウムイオンバッテリー AZリチュウムバッテリー
手っ取り早く軽量化
SV650は比較的軽量な部類ですが、それでもやはり少しでも軽いほうが色々と運動性能面で有利だったりするわけで、軽量化したいわけですが、後から軽くするのはそうそう簡単ではなかったりもします。
その中で比較的手軽に軽量化できるのがバッテリー交換ではないでしょうか?
そこで軽量なリチュウムイオンバッテリーに交換します。
リチュウムイオンバッテリーとは?
多くの自動車やバイクに使われているバッテリーの鉛蓄電池と同じく充放電が可能な2次電池の事で、正極にリチュウム酸化物を使用してリチュウムイオンが正極負極の間で行き来することで充電と放電を可能としているためリチュウムイオン電池と呼ばれています。
詳しいことを知りたい方はこの辺を読んでみてください。
特徴としてエネルギー密度が高く、小さくても大きなパワーを取り出すことが出来るため、小型軽量化しやすく寿命も長く自己放電率も少ないとなかなか電池として優秀な特性を持っています。
ですが反面原料となるリチュウムがそもそも反応性が高く強い腐食性や炎症性を持つ劇毒物でもあり空気中の窒素と容易に反応して窒化リチュウムができてしまう上に水と激しく反応して発火するため取り扱いには注意が必要な金属です、余談ですが金属の中では最も比重の軽い金属でもあります。
さて、そういった薀蓄はこのくらいにしてバイクなどの鉛バッテリー代替のリチュウムイオンバッテリーはリン酸鉄リチウムを正極に使う通称リフェと呼ばれる電池です、この電池はエネルギー密度的には他のリチュウムバッテリーに劣りますが安価で安全性が高いため、エンジン始動用の鉛バッテリーの代替として普及してきています。
AZリチュウムバッテリー ITX12-FP
で、購入したのはAZバッテリーのITX12-FPです。
リチュウムバッテリーといえばショウライが有名だったりしますが、若干値段が高いのと、小さくてバッテリーケースにスポンジ入れまくって調節する必要が有ってメンドクサイんですよね、その点AZは高さ方向が薄くなるだけなので(高さを合わせる為のゲタが付いてくる)面倒がなくていいです。
早速交換ですよ、サクッとバッテリー外してしまいます、重さ測ったら3.4キロありました。
そしてリチュウムバッテリーの重さは何と800グラム!
その差2.6キロ!これはすげえな!他の部分でこれだけやろうと思うと結構大変ですよ、軽量化のコストパフォーマンス高いですよコレ
ただ、体感はできないと思いますけどね。
取り付け完了ですが、普通はバッテリー下に下駄履かせて設置ですが少しでも重心が下がるのを期待してじゃなくてバッテリー上に配線とかをまとめるスペースをとりたくて敢えて下駄なしで取り付け。
そのうち配線やり替えてまとめたいと思います。
まとめ
交換して何か体感できるかといえば特にないです、しいてあげればメンテナンススタンド掛けるときに微妙に軽く感じるかなといったところ。
ただ、競技用車両とかで少しでも軽量化したい人が後から軽量化するコストはかなり大変で、バッテリー交換で2.6キロの軽量化を2万切る値段でできるのはコストパフォーマンスは高いと思います。
同じように2キロくらい軽量化できるのはマフラー交換とかですがあれだと5~8万くらいかかりますからね、ましてやホイールやチタンボルト等で2.6キロ軽量化しようとすれば数十万はかかってしまいます。
マフラーやホイールは重量以外にも影響が有るので軽量化というくくりだけの判断はどうかという向きもありますけど。
リチュウムバッテリーを取り付ける場合の注意
バッテリー交換での注意は説明書にもあるけど、AZのこのページをよく見て確認してください、この条件が満たされてないとバッテリーが最悪破損する場合が有りますので、あとグリップヒーターとかほかの電装部品がつないである場合はすべて動作させて電圧が指定の範囲にあるかどうかを確認する必要が有ります。
現行SVの場合は大丈夫だと思いますが旧車とかでレギュレーターパンクとかが起こりやすかったり充電容量が少ない車体とかだと灯火類をLED化して省電力化してないと駄目な場合も有るかもしれないです。
あとは長時間放置する場合もバッテリーの端子を外しておかないと暗電流でバッテリーを過放電させた場合まず復活しないと思った方が良いです、あと過充電も同様です。
低温下での始動はバッテリー温度が上がってないと始動性が落ちるのでキーオンで5分ほど放置してから始動する必要が有ったりします。
最後に、中華のよく分からないメーカーのLifeとかだとバッテリーマネジメントシステム等が省かれていたりで極端に寿命が短かったりバッテリー保護が働かなかったりする場合が有るのでバッテリーに関しては信頼のおけるメーカーの物を買う事をお勧めします、Lifeが発火するケースはほぼ無いとはいえ最悪バッテリーだけでなくバイクごと破損することになった場合は泣くに泣けませんので。
ではまた。
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