流用チューン SV650Xのフロントスプリングに交換した話
バネレートを上げたい
SV650のフロントフォークなんだけど、最近はストロークギリギリまで行くようなことが増えてきて少々バネレートが不足気味なんでレートアップを検討してたんですが。
当初リプレイスのバネを購入して組み込むかと考えていたんですよ。
ところがツイッターで、あるユーザーさんとやり取りしているときにSV650Xのフロントフォークのカラーの長さがSV650ABSと同じことが判明して、イニシャルアジャスターが有るのにカラーの長さが同じという事は、もしかしたらスプリングの長さが違うのでは?と思い、調べてみたところSV650Xのほうが短いことが判明!こりゃひょっとするとバネレート上がっているのでは?と、考えたわけです。
それにセパハン化でフロントのほうに重量も寄っているでしょうし、それに合わせてレートアップしてありそうです。
さっそく注文入れたんですが、欠品とかで(多分新型車なのでそっちに優先的に回ってるんでしょうね)頼んだのは6月なのに入荷予定は8月とか回答が有って、仕方なくフォークオイルのほうだけ先に交換したのですけどね。
ところが、8月の予定だったのが7月に早まったようでこの間到着したので早速交換します。
スプリング交換
SV650Xのスプリングの型番ですが
スプリング フロント 51171-44HB0になります
早速フロントフォークを外してフォークキャップを外します。
詳しい手順はこちら
取り出したスプリングとSV650Xのスプリング、画像左の短いのがSV650X用
バネレートはバネの直径と線径とピッチ、そしてバネの自由長で決まります、二つのバネを比べたところ、直径は同じ、線径とピッチも同じでした、違うのは自由長ですね。
SV650X用のばねでもう一つ違うところ、3センチくらいバネピッチが変わってます所謂ダブルレート?的な効果狙いでしょうか?それにしてはピッチ違いのところが少なすぎてあまり効果ない気もしますが。
SV650ABS用のバネ自由長413ミリくらい
SV650X用のバネ自由長400ミリくらい
大体13ミリくらい違います、自由長が短いとバネレートは上がっていきますので、レートは上がっていますね。
あとはバネを組み込むんですが、ここで悩んだのが液面をどうするかです。
ちなみにSV650ABSの液面が84ミリで、SV650Xは15ミリほど液面が下げられているそうなので、レートアップ分を油面で調整しているっぽいかな?
おそらくこれ以上油面を上げる方向には調節はしないと思う気はするが、とりあえずバネのみの違いを知りたいので、油面は84ミリママで調整して今回組み込んで見ます。
あと、バネ交換を行うのであれば、できればイニシャルアジャスターを合わせて取り付けることをお勧めします。
バネレートが変わって車高も変わりますので今までと違うバランスになるのでアジャスターで補正が必要になるはずです。
また、内部に入れるスペーサーは今までは15ミリカットした物を使用していましたがSV650Xのスペーサー長がSV650ABSと同じ長さという事で元の長さに戻しています。
バネの組み込みが終わればフォークを車体に取り付けて、元に戻せば完了です。
イニシャルを合わせて、フォークを伸縮させて見ます、うん、今までプリロード抜いているとストローク初期がすごく頼りなくふにゃふにゃな感じだったのがコシが出ている感じですね。
乗ってみて
乗ってみてですが、若干手に伝わる感触がコツコツときますが、ほとんど乗り心地変わらず。
コーナリングについてはこれと言って悪くなってはいないかな?もう少し走りこんで調節しないと何ともですね、ストローク量は気持ち減ってますかね。
プリロード抜いた時の頼りなさがなくなるので、プリロードアジャスターを入れるのであれば、バネを変える方が相性は良いのではないかと思います。
さて、ここからセッティングを煮詰めていってどうなっていくか楽しみですが、TRY参戦まで通勤以外で乗れそうにないです、こりゃ、ぶっつけですねぇ。
果たしてどうなるやらです。
ではまた。
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