SV650ABSシフトリンクアーム交換

2022年10月24日

ちょっとシフトのガタがね

増えて来てたんですよね、まぁそれ自体はシフトリンクの割締めを締めれば減るんですが、以前割締め緩んでた時にしばらく気づかず走ってた事が有ってシフトリンク自体のスプラインが減ってしまっているもんでかなり強く締めないとガタつくし、エンジン側のシフトシャフトのスプラインも減ってきてるのでマズイなという事で交換することにしました、まぁ丁度ダストブーツも破けて来てたし、いい機会ですね。
本当はエンジン側のシフトシャフトも交換したいんですがエンジン割らないと交換できないのでシフトリンクアームのみを交換します、シャフトはエンジンオーバーホールでクランク割るときにやるしかないかな。

リンクアーム交換するよ

交換します、交換自体はいたって簡単でリンクアームのボルト緩めるのとリンケージのネジを抜けば外せます。

リンクアーム外します

はずすのはごく簡単でねじを抜くだけなんですが、緩んでガタが出てた関係で無理くりガタが出ないよう締め付けてたのも有って割り締めボルト抜いてもすぐ抜けてこなくて割りの部分をドライバーでこじって抜きました、やっぱ摩耗してたら交換するべきですね。
後は新品のアームに交換して元に戻すだけなんですが、ボールジョイントには油分が無いので、グリスを指で詰め込みます、その後余分なグリスはふき取りブーツを戻します。

古いシフトアームのスプライン部が減っているのがわかると思う

シフトリンケージ調整のポイント

それとここでリンケージ調整のポイントなんですが。

リンケージ調節のポイント 写真は画角等の問題で直角に見えないかもだが

シフトリンケージシャフトの長さを変えることで、ペダルの高さを調節できるようになっていますが、これ殆ど調整は出来ないと思った方が良いと思ってください。
ペダルの動きやアームの動きは円運動ですよね?この動きでアップダウンそれぞれが同じ量動き、かつ同量動くにはアームとペダルのリンケージシャフトの角度がそれぞれ直角になる必要が有るんですね、これはノーマルの場合でも同じです。
なので僅かに高さを変える分にはそれほど影響は無いですがあまり変えるとアップは良いけどダウンがうまく行かないとかその逆になったりしやすくなったりします。
本来ペダルの高さを変えるのはリンケージ長さで変えるべきではないんですが構造が複雑になるのも有ってそういう方式を取っている物はほぼ無いです。
なので、なんかシフトがうまく行かないとかいう人は一度リンケージを確認してみてください、ひょっとするとアームとリンケージの角度が90度から大きく外れているかも?知れませんよ。
そしてそれだとペダル高さがしっくりしないという人は何とか慣れるか、フットペグの高さだけを変えてみるとか、靴底の厚み変えるとかするしかないと思います。
さて。交換してガタ見ると結構減った感じするけど動画で見ると変わった感じしないなぁ・・・動画編集どうしよう・・・

スズキ純正品番

アーム、ギヤシフトリンク 25520-22A11-000