DLCコートの実力は如何ほどなのか? 通勤で乗ってみた感想

通勤で乗ってみました

先日交換したインナーチューブですが、通勤で乗ることが出来ました。
結果から言うと、個人的には思った以上に変わるという感想です。

どのように変わる?

どのように変わるか?というと、ザックリですが

乗り心地が良い

まあ、なんとなく想像できると思いますが、乗り心地が良くなりますね、もう少し具体的に言うとカドの取れた感じの乗り心地ですね。

ストロークする速度は上がった感じ

これはフリクションの低下でユニットとしての見かけ上の減衰力が減ったからでしょうね、まあ1クリック位かければ以前位の感じになりますけどちょっとしばらく減衰は今までのまま乗ってみようかと思います、変更はコース走らせてみてから考えるつもりです。

動き出しやストロークしてから戻るときの唐突な感じが減った

動き出しやストロークが止まって伸び始めるときの動き初めに唐突な感じが減りました。
例えば縮まるとき一瞬タメが有ってから一気に動くような感じだったのが全体的な動きは速くても一瞬のタメが少なくなり動き出しがスッっという感じで動き出します、ストロークしきった後フォークが伸びるときも同じようにストロークがスッと止まりスッと動き出します。
この動きのおかげでブレーキも安心して掛けられます、ブレーキを掛けたときに急激ににかつ唐突に沈みこまずに動きこそ早いものの、スッと動いてスッと止まるのでフォークの動きが分かりやすくコントロールがしやすく感じられます。

以上のような変化を感じられました、最初それほど変わらないかなと思っていたのですが、思ったより変化が有ったので、すげぇ!と思いましたね、DLCコーティングのローフリクション化がここまで効くとは。

何故フリクションが少ないと良いのか?

所でフリクションが少ないと何故良いのでしょうか?そもそもダンパーは抵抗を与える装置です、ならばフリクションという抵抗があっても意味ないんじゃ?とか思うかもしれません。
ですが、抵抗を発生させる所は減衰力を発生させる場所だけで発生して、そのほかの部分の抵抗は極力無い方が良いのです、その方が入力に対してリニアで安定した動きになるんです。

例えば、重さが同じブロックとボールがあったとします、ブロックを弱い力でブロックを押していきますが弱い力では動かないのですが少しずつ力を入れていくと有るところから急に動き出すと思います。
これをボールで同じように押すと、ブロックよりはるかに軽い力で動き出すと思います。
その動き出しもブロックに比べるとスムーズに動き出すと思います。
この差はブロックよりもボールのほうが摩擦抵抗が少ないからですね。
これがダンパーの場合だと一定の力が加わったら急に動くダンパーと弱い力から動き出すダンパーの違いになってきます。

でも、それって減衰力弱いダンパーなら小さい力でも動くんじゃ?と思う向きもあるかもしれませんが減衰力小さくてもフリクションが大きければ唐突に動き出す上に動くとスコンとストロークしきってしまってお世辞にも良い動きとは言えないことになってしまいます。

フリクションが少ないユニットに微小ストロークから減衰力が立ち上がるダンパーを組み合わせると効果的に動きを抑えられて良いのです。

まとめ

このようにサスペンションシステムがローフリクションであることは結構な恩恵が有ると思いました、ただ、やはりコストはそれなりにかかりますね、それにローフリクション化するとともにダンパーをうまく減衰力を合わせていかないと、ただやたら動くサスになるだけになる感じになりそうなのでここはダンパーユニットのグレードアップがセットでやるのがマストだと思います、その分仕上がった時はすごく乗って楽しいですね。

結論:サスメーカーのサスユニットがなんであんなに高いのかよく分かった気がする。

ではまた。