フォークを外したらついでにやっておこう ステムの分解グリスアップ方法

2020年2月29日

フォークを外したタイミングでやっておこう

フォークを外したならついでにステムベアリングのグリスアップをしておきましょう。

ステムには結構な力がかかっています、ステムベアリングに掛かる負担も相当なものです。

せっかくフォークを外したのですから、この機に点検とグリスアップをしておきましょう。

なかなか触らないところで、手も入りにくいので汚れもたまりやすいですし、この時にきれいにしておきましょう。

分解手順

トップブリッジを外します

外し方はこちら

ステアリングステムロアブラケットを外す

ヘッドランプブレースはステアリングステムロアブラケット側にM6ボルトで止まってますので左右2本外すとメーター、ライト、ウインカーがブラケットごとフリーになります。

ブレーキホースのブラケットボルトを抜きます。

これでステアリングステムロアブラケットが外せるようになります。

ステアリングステムナットを取り外します。

ナットを外せばステアリングステムロアブラケットが外せます。

ステムベアリング外した後のレースの状態、13000キロ程度の走行ですが微妙に跡が付いてますね、もちろん、へこんでいるとか、引っ掛かりがあるというレベルではないのですが、この程度の走行でも跡が付くくらい負担がかかっているということですね。

グリスアップする

グリスを除去して新たにグリスアップします。

グリスはたっぷり塗り付けます、リテーナーの隙間に詰め込むような感じでこれでもかと詰め込みます。

レースにもしっかり塗っておきます。

グリス塗ったら逆の手順で組み立てていきます、ステアリングステムナットの締め付けは20N・mで締め付けて1/4回転緩めます。

ナット締め付けなんですが本来は専用のソケットを使うのですが、そんなの高いし、これにしか使えんし、というわけでコレ!

これを使ってトルクレンチを90度の角度ではめて指定トルクで締め付けます。

デイトナにも同様の製品有りますね。

その後1/4回転緩めてやったらステムを4,5回左右に動かしてグリスをなじませてその後ヘッドランプブレースを固定します、ボルトの締め付けトルクは10N・mです。

ブレーキホースブラケットボルトを止めてやります、締め付けトルクは10N・m

最後にトップブリッジをもとに戻したら完成ですが、ヘッドランプブレースがトップブリッジの穴にはまってるか確認を忘れずに!

トップブリッジ取り付けて、ステアリングステムヘッドナットを締め付けてやれば完成です、締め付けトルクは90N・mです。

これで、ようやくフォークが取り付けできます。

次回はお待ちかね?のフォーク取り付けです。