多分現状ではランニングコストが比較的少なく済むのでは? HYOD AIRBOOST エアバッグウエア

2024年7月24日

前回記事で

前置きしたんですが

今回の福岡行きで一番の目的はこれでして、中々岡山でエアバッグの実物見る機会無いんでちょうどよかったんですよね。
んで、行ってみたわけです。

HYOD AIRBOOST エアバッグウエア

HYODのエアバッグは結構前からアナウンスがあったんですがちょうどコロナ渦前の2019年年末ごろに来年にはアナウンスできると思いますとか聞いてたんですがその後何年も音沙汰無く、その後ホームページにページができたかと思えば暫くしたら消えてたりと、個人的には開発断念したのかと思ってたら5年もたってからの発売と本当にヤキモキしましたよ。
まぁ、詳しい内容は本家サイトを見てもらうと良いんですが。

個人的に良いなと思うのはランニングコストはおそらく一番安いですね
イニシャルコストは
エアバッグ本体が54,890円
In&Mothionのユニットが購入の場合54,890円(検知モードを追加する場合は高くなります)
合計109,780円です
アルパインスターズのテックエアー5だと
103,840円でわずかに安いのではありますが
ダイネーゼも以前はもう少し安かったんですが、円安や物価高で寝上がっちゃって14万程度かかるんで高いですね
んで、ランニングコストがアルパインスターズは2年または500時間で点検に出せというのがあってそれが16,500円かかるんですよね、これが曲者で仮に毎日2時間乗ってたら250日で時間切れになるんですよ、多分毎日乗る人だと1年もちませんダイネーゼは3年で定期点検ですがさすが高いだけあって無料でやってくれますね
HYODの場合はインフレーターの寿命6年あるようでそれ以外の点検等は無さそうなのでそこは必要なさそうです
ただ、ここにはからくりがあってIn&Mothionのユニットのリース契約だとまぁ3年使うと買い切りの料金超えるんで長く使うと損になるとも言えるんですよね(その分ユニットの保障が永久保証になったり、トラブったユニットを送り返す前に送ってくれるサービスがついてきますが)
多分一番コスト差がつくのがエアバッグを作動させた場合ですね、これは他メーカーは35,000円前後かかるのですがメーカーに送り返す必要があるのに対して12,100円で自分で交換が可能なのは非常にありがたいかと思います。
それと他メーカーはストリートとトラックで別製品を使うようになっているのに対してこれは追加費用が掛かりますが検知モードを変えてそのままサーキットランとかに使えるようになってます、そこもポイントですね。
但しレザースーツはHYODの物でないと駄目なようです(認証の関係でどうしてもそうなるようですね、個人が自己責任で使う分には使えなくもない気はしますが認証の取れたものでないと駄目な走行会とかは無理でしょう)

着用してみる

実際に着用してみます、サイズはLですこれでTシャツ一枚でピッタリした感じですサイズ的にはこれくらいという感じはしますが、冬場の重ね着はどうなんだろう?
ちなみに着れる服はエアバッグの上に着てファスナー閉めるのも苦労するようなピッチピチでなければ大丈夫なようです、なので普通の重ね着感覚でジャケットが着れればサイズ的には問題ない感じですね

実際に展開させた状態では結構ギューっとされる感じですねマッサージ器で押されているようなくらいの圧力を感じます。

んで、暑さはどうなんだろう?という話は聞いたけどまぁ何も着てないよりはどうしても暑さはありますが夏場はどうしようもないですかね、という感じでしたね、それでも裏地は3Dメッシュぽくなって中央と脇はメッシュなので少し通気性はあるので他社よりマシかもですね、ただこれ着てるとタイチの水冷服は着ないほうがよさそうですね、あとは電熱服は熱の影響がわからないので対応しないとの事です。
これも電熱服の上に着る分には大丈夫かもですが締め付けるので低温やけどとかのもとになったりはあるかも?
それと、プロテクターは背部は不要で胸部はソフトのみOKでハードはどう影響するかわからないので避けてくださいとの話でした、肘肩は影響ないので好きなものをチョイスしてOK
とまぁ3年から5年くらい使う前提での計算ですが、それくらいだと比較的コスト安く済むのとサーキットを頻繁に走る人にとってはエアバッグ展開後のリセットが他社より低価格かつすぐに行えるのは十分なメリットになりそうですね、なのでサーキットに良くいく人で、かつHYODのレザースーツ使う人にはメリット大きいかもです。
ストリートオンリーだと長く使うとまぁそこまで他社とは差が開かないかな。

まとめ

比較的導入コストが安く、メンテとかに少ない拠点にいちいち送り返す必要があまりなくて済む点や取扱店舗の多さでは他メーカーより頭一つ抜けていると思います、それだけでも購入ハードルが下がったと思います。
ほかにも、個人的にはエアバッグと検知ユニットなどいろいろバラせるのは今後のグレードアップに対応しやすいともいえるので今後の展開次第ではメリットおおきいと思います。
特に検知ユニットの性能向上とかあるとユニット交換が容易ですからね、インフレーターやエアバッグとかももっと防御範囲の広いエアバッグとかも今後出る可能性は十分にあり得ますからね、んで検知ユニットを使いまわせるなら比較的安くグレードアップとか出来そうな気がします、なので今後の展開に期待します。
ただ、個人的には一つ難点として他メーカーはファスナー閉めてフラップ閉じれば電源オンになるのに対しユニットの電源を自分で入れないといけないので入れ忘れる可能性がある点だけは何とかなってほしかったなと私は思います。