リプレイスパーツを使うという事はどういうことなのか?
先日ツイッターのフォロワーさん
がこんなツイートをしてまして
SV650用のハイパープロのリアショックなわけですがエンドアイの部分、ここでダンパー自由長を調整して車高を変えられるんですが、そこのネジがバカになっています。
詳しい経緯は元ツイを見ていただくとして販売元に問い合わせたところ、ロックナットの緩みで破損したものと思われますという事だったようです、説明書に取り付け後100キロ走行後に規定トルクで増し締め、その後500kmごとに点検をするように謳っておりますという事と、保証期間は過ぎていることも有り有償での修理を行いますという事だったようです。
ただ、似たような件が車種は違いますが別の方で有ったようでその方は保証期間が過ぎていましたが、無償修理されたようです。
個人的な見解
さて、個人的な破損原因の見解ですが、販売元の言う通りロックナットの緩みが原因だろうなぁとは思います。
ただ、頻繁に緩んでいたとのことで、ネジロックしても緩んだようです。
ロックナットが良く緩むというのは少々引っ掛かりますが、まぁ販売元の言い分は至極真っ当とは思うし、まぁそうでしょうねと思います、ただ、何故以前有った似たようなケースでは無償修理対応したのでしょうね?
まぁ走行距離の差とか車高調整をしていなかったとかの差で判断が分かれたのかも?という気はします。
まぁ、販売側の方針転換という線も有るかも知れませんが。
それからそもそも車高調整をプリロード調整のように頻繁に調整するのは想定外と思いますので、販売側が認識してたかはさておき、その辺はユーザー側に瑕疵が有った可能性は有るんじゃないかと。
次にユーザー側視点で言えば、まず取り付けはショップに依頼して付けてもらっていて、調整箇所を調整してセッティングしていただけなのに、なんで壊れるのよ?と言うのは分かりますね、しかもちょいちょい車高調整して締めてたし、その度に緩んでたし、そらなんか商品に問題ねぇか?って恐らく多くの人が同じような状況になったら思っても不思議は無いと思います。
ただ、そもそも車高調整をプリロードのようにしょっちゅう調整するものではないので頻繁に触っているのは想定外という気はします、さらにSVの場合工具も入りにくい場所な上エキゾーストが近いので熱の影響で緩みは出やすい可能性は有ったかと思うし、ここは外して調節後取り付けがSVの場合ベターな方法と個人的には思います。
リプレイスパーツを使うという事
リプレイスパーツはパーツ単体での強度などは考慮されていると思います、しかし、これを車両に取り付けて長期間の運用で問題が出ないことまでは確認は取れてないケースが殆どだと思います、勿論強度計算等はしてそれなりに強度は持たせてあるでしょうけど、フィールドでの長期運用での実績はまぁ皆無でしょうし、想定外の運用による破損も有りうるわけです、そして今回の件で分かるようにリプレイスパーツの瑕疵をユーザー側で証明するのは結構難しく、ほぼ不可能に近い気はします。
リプレイスパーツは多くが何かを犠牲にして目的の性能を持たせていることがほぼです、なので頻繁なメンテナンスやチェックを要求することが多く物によっては耐久性が落ちるものとかも有ったりします、我々ユーザーはそういうことを良く理解して使わないといけないと思います。
最後に
今回記事化を快く承諾してくださったヨスイ氏に感謝します、ありがとうございます。
また、批判されることを承知の上で今後事故等に合わないようにと件の話を公にした勇気と行動に敬服いたします。
そして今回の件でツイ主や販売側を批判している人には、その前に良いから自分のバイクをチェックしなきゃ!批判している場合じゃないやろ?ちゃんと点検してる?一年点検だってしてる?(特に250㏄以下)自分のバイクの点検疎かにしてないよね?ちゃんと見てるよね?
しかし、強度は有るとは思うけど、なんかマージンギリな気がするのは気のせいですよね、多分。
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