SV650ABSのブレーキフルード交換方法
そろそろ2年過ぎる車両が増えるはず
そろそろ販売から2年以上が経過して購入から2年が経過する車両が増えてきていると思います。
ブレーキ液はメーカー推奨は2年ごとの交換を推奨していますが、青空保管で雨でも乗るようなら1年ごと、そうでないなら2年ごとの交換が良いかと思います。
というわけで、フルード交換手順を書いときます。
交換手順
注意!
ブレーキフルード交換時、エア抜きが完全に終了する前に絶対にエンジンのイグニッションをオンにしないでください。
エア抜き完了してない状態でイグニッションをオンするとABSユニットにエアが入ってABSが正常に動作しなくなる恐れがあります。
バイクを水平にして固定
バイクをメンテスタンド等で水平にして固定、ハンドルを直進状態にします。
ブレーキリザーバーの蓋を開ける
リザーバーの蓋を開けます、リザーバーキャップとダイヤフラムを外します。
リザーバーのフルードを吸い取る
リザーバーのフルードを吸い取ります、注射器やスポイトのようなもので吸い取ると良いです。
リザーバーに新しいフルードを入れる
ブレーキフルードはDOT4を入れてください、違う種類のものは入れないように。
エアブリーダーバルブにホースを付ける
エアブリーダーに8ミリのレンチをかけ、ホースを付けます、ダブルディスクなのでまずは右側から始めます。
ブレーキレバーを数回握り、レバーを握ったままにし、エアブリーダーバルブを緩めブレーキフルードを排出します、レバーを握ったままブリーダーバルブを締め、ブレーキレバーをゆっくり離します。
これを数回繰り返します。この時リザーバーが空にならないように注意してください、空になるとエアをかんでしまいます。
排出されるブレーキフルードが新しいフルードの色になり、かつエアも出てこないようになったらブリーダーバルブを規定トルクで締め付けます。
ブリーダーバルブのトルク 7.5N・m
右が済んだら左側のキャリパーからも同じように古いフルードを排出してきれいになったら完了です。
あとはリザーバーの量を交換前と同じにしてダイヤフラムを取り付け蓋をします。
リザーバーのフルードを補充するときにパッド交換後以外でアッパーレベルまで入れると次回パッド交換時やキャリパー清掃時にピストン戻したときにあふれてしまう場合が有るのでフルード交換前の量を覚えておいてそこまで入れるようにします。
リアブレーキ
リアブレーキフルード交換手順
リザーバータンクの固定を外して蓋を外す
リザーバータンクを固定している6ミリボルトを外しリザーバーの蓋を外しダイヤフラムを外します。
あとはフロントと手順は同様です、ブリーダーにレンチかけてホースをつなぎリザーバーに新しいフルードを入れペダルを数回作動させ、ペダルを押したままブリーダーバルブを緩め古いフルードを排出します。
リアブリーダーバルブの締め付けトルク 8.0N・m
フルードの交換が完了したらダイヤフラムを取り付け蓋をしてリザーバータンクを固定してブリーザー周りをパーツクリーナーできれいにします。
最後に念のため全体に水をかけて乾かしたら完了です。
最後にイグニッションをオンにする前に車両を押してブレーキがしっかりと効くこととタッチがおかしくないのを確認してからエンジンをかけてください。
手順を守れば特に難しくはないですが、物がブレーキなのでチェックはしっかりしておきましょう、いざというときに止まれないではシャレになりませんので。
ではまた。
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