内圧コントロールバルブを外してみた

2024年10月6日

動画アップしました

動画アップしました

ちょっと外してみよう

内圧コントロールバルブを付けてからずいぶん経つんですが。

ちょっとこの冬外してみようと思います。

ちょっと外してみた

何故外すのか?

何故外すのかというと、もしかしたらエンジンオイルの乳化が激しいのはこのバルブのせいではないかと思ったからですね。
オイル乳化が良く起こるようになったのがちょうど内圧コントロールバルブを取り付けたころと同じころでして、もしかするとこれが原因かなぁ?とか思ったわけです。
あとはまぁどうしてもブローバイは増えるのでその中に水蒸気も含まれますからその辺が悪さしてるのかな?って言うのを疑ってます。(後述しますがもっとデメリット有った感じですね)
もともとSVの冬季のオイル温度が上がりにくいのも有ってこの辺が顕著に現れたのではないかな?
先日外してみたのでこの冬通して乗ってみて乳化具合を確認してみます。
内圧コントロールバルブを外す動画を撮ってますのでまた編集したらアップします、逆に取り付けようとする人にもこの逆の手順で行えば取り付くので参考になるんじゃないかな?とは思いますが。

内圧コントロールバルブのデメリット

なんか販売しているメーカーの謳い文句を見ると付けるしかないやろ?って感じになりがちですが、まぁ当然デメリットも存在するわけで、ブローバイに含まれるスラッジとエマルジョンによるバルブの固着の問題は付いて回ります、エマルジョン対策されているNAGバルブでもSVに付けてひと冬超すと結構エマルジョンが付着しています(まぁ固着するまでいかないし、NAGバルブはこの程度なら作動します)万が一固着したり取り付けを逆にした場合クランクケース内の圧力が上がりオイル漏れや事故の原因にもなりかねません、個人的に使ってみて思うのは、メリットは大きくアクセルを開けて素早くアクセルを戻したときの一瞬のエンブレがマイルドになるくらいで分かっていればそこまで気にはならない感じですし、競技に使うだけでメンテもキチンとおこなうなら付けといても良いかと思うけど、使用環境によっては頻繁に定期メンテナンスが必要になる物でも有る内圧コントロールバルブは普段使いの人には費用対効果的には少々微妙なところになるかな?って思います。
この冬場にエンジンオイルの乳化が少なければ激しい乳化はこのせいとなるでしょうし、クランクケース内の水分が中々抜けないという事になるなら私は無理に使おうとは思わないかな?外して乗りましたが以前と違ってそれほど問題なく対処できそうですし、慣れればこれはこれでイケそうという感じなので。
実際外してから乳化はほぼ解消しました。
それと、色々調べているとSV650も含めて最近のエンジンはPCVバルブを装備しています。
このバルブはインテークマニホールド内の負圧が強いときにはこのバルブを通してエンジン内のブローバイガスを吸込み、さらにブローバイホースからはエアクリーナーを通過した綺麗な空気をクランクケース内に取り込んでエンジン内部を換気しています。
内圧コントロールバルブはその作動と全く逆の動作をしてこの換気を邪魔するのでエンジンオイルの劣化を早めてしまうというデメリットがあるようで、エンジンオイルの乳化や劣化が早いのはこのせいだと思います。
それにPCVバルブを外してブローバイを大気開放していない時点で高回転域での効果もあまり期待はできないようです。(この時点で公道走行は不可になるので公道用エンジンに後付けするのはほぼ無意味ですね)
後は4輪のケースですがバルブが冬季に凍結してエンジン始動したらクランクケース内の圧力上がってオイルレベルゲージが吹っ飛んだり、オイルシールからオイルを吹いたといったこともあるようなので、まぁメーカーが純正採用しない時点でデメリットも多い物であるというのは理解しとかないといけませんね、なのであまり取り付けるのはお勧めしないかな。

という訳で、内圧コントロールバルブは競技専用ならまぁつける意味無くもないかな、ですが古いエンジンならともかくブローバイを大気開放していない現在のエンジンにはつけるメリットはほぼ無いのでよく考えてつけてください、そしてメンテナンスフリーではない製品なので、ズボラしてるとエンジン壊したり事故になる可能性が有るのをよく理解して使用してください。

Tips&コラム

Posted by wakataka